【投資って何?】何も知らなかった30代会社員が取り組みはじめた投資について【誰でも再現性を持ってできること】

お金

皆さんは「投資」についてどんなイメージをお持ちですか?

  • 投資はギャンブル要素しかない
  • 私とは真逆の「賢い人間」にしか美味しい思いのできない、激むずな儲け話

みたいなイメージを、過去の私は「投資」に対して抱いていました。自分には「投資」なんて無縁だと思って生きてきました。

ちなみに、周りの人のコメントですが、

  • たかしろの妻「現金預金が一番。投資は怖くて手が出せない…。」
  • たかしろの友人「出世はしたいよね、お給料増やしたいし。でも投資とかはしないけどねー。」

と申しておりました。過去の私も納得の意見です。そして今の私とは反対の意見となりました。お金について学んでいき、効率よく資産形成するために、「投資」は欠かせない存在だと気付くことができました。「投資」に対し、上のようなマイナスなイメージを抱いている方々へ、少しでもそのイメージが軽減できればと思い、本記事を書いていきたいと思っています。

投資って何で必要なのか

効率のよい資産形成に、なぜ「投資」が必要なのでしょうか。説明するためには、以下の要素が絡んできます。

  • インフレ:物価の上昇
  • 現金預金:現金のまま資産を保有しておくこと
  • 銀行預金の金利:普通預金で0.18%前後、定期預金で0.26%前後(2025年時点)

インフレが現金預金の価値を下げる

現金預金では効率よく資産形成できないのは、銀行が低金利であることと、想定されるインフレに対応できない点にあります。現時点の銀行の金利はとても低く、現金預金が増える見込みはほとんどありません。

現在の普通預金の金利、「0.18%」で計算してみましょう。100万円を銀行に預けておくと、
100万円×0.18%=1,800円

そのため、年間で1,800円増えると計算できます。

しかし、インフレによる物価上昇を加味すると、

物価上昇率、「2%」で計算してみましょう。100万円で買えた車が、
100万円×2%=102万円

102万円出さないと買えないこととなり、現金預金で持ってた100万円の価値が目減りしたことになります。ちょっと計算式を出してみましょう。

100万円は、102万から見てどれだけ価値が目減りしているかと言うと、
100万円÷102万円=0.9803(1 - 0.9803 = 0.0197)

100万円の価値が98%になってしまい、1.97%(約2%)分価値が目減りしたと言えます。これが、年間物価上昇率が平均2%だとすると、30年後にはどうなっているでしょうか?

年間物価上昇率が平均2%だとすると、
100万円×(1.02)30=181万円
100万円÷181万円=0.5525(1 - 0.5525 = 0.4475)

この結果に確実なるとはありませんが、現時点でも1~3%で推移していますので、想定して備えておくことも大事かと思います。ちなみに、30年後は約45%まで目減りしてしまうという結果でした。

過去の私も、現金預金で貯めても価値が半分くらいになってしまうと知り、何か対策しないとまずいと思ってしまいました。

対策として成長性のある金融資産を保有する

対策としては、保有している現金を部分的に、現金よりも「価値が成長する資産」に回すことです。つまり、株式に「投資」することが有効と考えています。

あとはどの株式に資産として投資するかというと、

  • 全世界株式:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • 米国株式:eMAXIS Slim(S&P500)

のようなインデックスファンド(指数に連動する投資信託)がよく選ばれており、インデックス投資は誰でも再現性高く、合理的だと言われています。

現金と株式の比率は?

現金は生活に必要のため、すべてを株式に回すわけにはいきません。会社員をしている方なら、月々にお給料をもらうと思います。そのお給料を以下のように仕訳します。

  • 生活に必要な分:そのまま現金で保有する
  • 資産形成する分:株式に回していく

ただし、お給料をすべて生活費と資産形成に使ってしまうと、いざという時の現金がなくなってしまいます。これでは、病気や退職、急な出費などに対応できず、家計が不安定になってしまいます。

そこで、必要なのが生活防衛資金です。金額の目安としては、最低限の生活費の3ヶ月~12ヶ月分程度をいつでも引き出せる現金として保有しておくと安心です。また、生活防衛資金が十分に貯まってから投資をはじめるべきだとよく言われています。でも私としては、完全に貯まっていなくても、資産形成に回せるお金を「株式」と「生活防衛資金」への積立にしていくことも良い選択だと考えています。

投資は、長期的に継続させたいため、少しでも早く開始し、

  • 長期的な運用による利益(リターン)を大きくさせたい。
  • 自分の資産である「株式」の値動きに慣れる

のようなポイントを早めに押さえておきたいためです。

私の投資開始までの道のり

過去の私はマネーリテラシーが全くなく、お金の管理なんて本当にだらしない人間でした。そんな私が投資を開始するまでの経緯を書いてみます。

私の意識に変化を起こしたキッカケに、息子の誕生があります。

息子誕生による自覚の芽生え

息子が誕生し、妻と3人での生活が始まりました。それまでは妻も私も会社員をしていましたので、どちらかに何かのアクシデントや不幸があったとしても、残された家族の生活において、金銭面で困ることはありませんでした。

しかし、息子の誕生により、妻も私もひとり分の生活費を賄うだけで良い状態ではなくなりました。その自覚が芽生え、本格的にお金の勉強を開始することになりました。

タイミング良く新NISAの開始がくる

もうひとつ勉強のモチベーションになっていたのが、2024年から新NISAが開始されるということでした。これを機に重い腰を上げれなければ、もう投資なんて着手するタイミングがないと考え、間に合うように2023年から勉強を真剣に続けました。

ちなみに、勉強の方法については下の記事をご参照ください。

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最初は1万円だけ

最初の私の積立は、全世界株式を1万円分だけ積み立てしました。しかも現金ではなく、楽天証券ではポイントで積立てができ、1万円分のポイントで積み立てを開始してました。正直ビビっていましたので笑。

その後は現金で1万円を積み立て、徐々に金額を増やしていき、今では許容できる金額まで積み立てることができるようになりました。

最初から自分の許容額いっぱいまで積み立てる必要はありません。自分のペースで少しずつ金額を増やしいければ最初は、1,000円からのスタートだっていいんです。

まとめ

株式投資は、うまく付き合えれば資産形成を進めるうえで、もっとも強力な武器のひとつになります。それほど強力なものですが、もちろん増えることが保証されているものではありません。そのため、途中で積立をやめることはせずに長期的に保有することが大切です。

途中で積立をやめないために、基本的な仕組み・リスク・自分に合った投資のペースを理解しておくことが必要不可欠です。自分のペースで学びながら、今使わないお金を将来のためにじっくり育てていきましょう。

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